2010年05月31日
現代国語のお勉強
29年ぶりの中 杉先生の授業に「感性」の表現を学ぶ。

高校時代なら笑って終わっていたが、今なら真剣に聞ける

久しぶりに見た卒業アルバムの詩

生命は
自分自身だけでは完結できないようにつくられているらしい
花もめしべとおしべが揃っているだけでは不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分、他者の総和。
しかし、互いに欠如を満たすなどとは知りもせず
知らされもせず、ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに、うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように、世界がゆるやかに構成されているのは、なぜ?
花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が、光をまとって飛んできている
私も、あるとき
誰かのための虻だったのだろう
あなたもあるとき
私のための風だったかもしれない


最後まで見てくれてありがとう

Posted by こうづきかずひろ at 10:04│Comments(1)
│懐かし特集
この記事へのコメント
この載ってる詩
とても いいと思いました!
誰の詩なんですか??
とても いいと思いました!
誰の詩なんですか??
Posted by ひろーき at 2010年06月06日 07:16